ウコン うこん ukonya

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ウコンの効能−ウコンが体に与える最大の効果
健胃作用に優れた効果・・・ウコンとガジュツ
 ガジュツ組んでパワーアップ、そのガジュツとは?

薬用としてのウコンには、春ウコンと秋ウコンがあると「薬効の期待がかかる春ウコンと秋ウコン」のページで説明しましたが、実はもう一つ欠かせないものがあります。それは”ガジュツ”です。


ガジュツもショウガ科クルクマ属の植物で、紫ウコンとも呼ばれます。ガジュツは、見た目ウコンとはあまり変わらないのですが、輪切りにしてみると、その違いがわかります。

ウコンの切り口は黄色ですが、ガジュツの切り口は紫色をしています。その色の違いはというと、それは、クルクミンのがあるかないかなのです。黄色い色素成分であるクルクミンはウコンには含まれていますが、ガジュツには含まれていないのです。


しかし、ガジュツにも多彩な薬効を生み出す精油成分(芳香のある揮発性の油成分)が豊富にあります。代表的なものでいうと、シオネール、カンファー、アズレンなどです。
(成分の効能については「」のページをご参考ください。

ガジュツは薬効としては、ウコンよりも少し強いとされています。しかし、苦味が強いため、健康食品としてウコンほど人気が無いようです。

かし、ガジュツとウコンを併用することにより、確実な効果が得られることが経験的に知られています。特にガジュツが効力を発揮するのが、胃腸病の改善です。

それは、ガジュツに含まれる精油成分のうち、アズレンは潰瘍や炎症を改善したり、胃液の過剰な働きを抑えたりする効果があり、カンファーには胃の働きをよくする健胃作用があるからです。

胃・十二指腸潰瘍の原因菌を退治

胃・十二指腸潰瘍の主要な原因と考えられているのが、ヘリコバクターピロリ(ピロリ菌)です。このピロリ菌、患者さんの胃や十二指腸に住みつき、粘膜を傷つけて、炎症や潰瘍を作っているのです。


また、ピロリ菌が住みついた胃では、長年にわたり慢性胃炎を繰り返し、胃粘膜を収縮させ、慢性萎縮性胃炎が起こりやすくさせてしまいます。この、慢性萎縮性胃炎は胃がんを招きやすいともいわれています。

そこで、ピロリ菌を退治しなければなりません。ピロリ菌を除去すれば萎縮性胃炎も改善でき胃がんの予防にもなります。現在の方法をしては、主に抗生物質がありますが、これがまた問題を生んでいます。


というのは、皆さんもご存知だと思いますが、体内には、悪玉菌や善玉菌があり、その釣り合いで身体の状態が保たれます。しかし、抗生物質を使うと、悪玉菌ばかりか善玉菌をも殺してしまうのです。さらによくないのは、抗生物質は悪玉菌よりも善玉菌ばかりを攻撃してしまうという事もあります。

こうしたこともあり、ピロリ菌退治には抗生物質に変わるものが必要であると、模索が続いています。

この中で注目されたのが、ガジュツに秘められた力。

ガジュツが胃・十二指腸潰瘍の患者さんにも効果を発揮

実際に、胃・十二指腸潰瘍の患者さんにガジュツを使ったところ、ピロリ菌が消滅し、潰瘍の再発も見られないと報告され、ガジュツはピロリ菌除去に一定の効果を発揮することが確認されています。

この効果はガジュツに含まれるシオネール、カンファー、アズレンなどの精油成分によるものだといわれています。

ガジュツとウコンで健胃作用

以上のように、ガジュツには、ピロリ菌を除去する力があり、胃・十二指腸潰瘍の再発防止にも効果があり、萎縮性胃炎も改善、胃がんの予防にまでもつながります。

一方、ウコンにも、弱った胃をやさしく温めて胃の運動を活発にさせ、胃液の分泌を促進させる働きがあります。また、ストレス性の胃潰瘍を予防する効果を発揮するという結果も得られいます。


このように、ガジュツとウコンそれぞれが胃の健康維持に役立つ効果があります。

そして、ウコンとガジュツを一緒にとることにより、薬効がさらに高まることが確かめられています。

以上のように、ウコンの力もさることながら、ガジュツにも優れた力がありますので、ウコンとガジュツをあわせてとることをお勧めします。

ウコンとは?


ウコンは、ショウガ科に属する多年草でショウガやニョウガなどの仲間で美しい花を咲かせます。

国内では主に沖縄、種子島、石垣島、屋久島、奄美大島、鹿児島などで栽培されています。

ウコンは現在数十種類が見つかっていますが、薬効の効果があるとして注目されているのが「春ウコン」と「秋ウコン」です。

※春ウコンと秋ウコンについては「
薬効の期待がかかる春ウコンと秋ウコン


食用として身近なところでお世話になっているウコンにはなんと1,000種類以上の成分があることがわかっています。

※ウコンの主な成分については「
ウコンに含まれる主な成分と働き


もっとも代表的な成分クルクミンや、精油成分、各種ミネラル、食物繊維などがそれぞれ効力を発揮したり、作用を高めあったりしながら、優れた薬効を生み出していて、専門家の間でも、最近ウコンの薬効に対して熱い視線が向けられています。

ウコンは沖縄では「うっちん」と呼ばれ、琉球王朝時代に薬草として珍重し、砂糖ともに専売制度が敷かれたほどである。
今から400年前の中国で著された有名な薬物書「本草網目」では悪血を破る、血淋、尿血を治す、と記されている。

また国立衛星研究所での分析結果によると、ウコンには肝臓機能を強化するクルクミンはじめアズレン、カンファーなど多くの有効成分が含まれている。


さらには、現在、4000〜5000もある生薬・ウコンの成分解明に力を入れている東京薬科大学の糸川秀治教授(生薬学専攻)はウコンの強肝作用を次のように説明しています。

「ウコンには胆汁分泌促進作用がある。胆汁は肝臓でつくられて、一旦、胆のうにたまり、十二指腸内に排泄されて栄養素の吸収を助けます。つまり胆汁の分泌が促進されれば、肝細胞が刺激され肝機能が高まり、その結果、肝臓の大切な働きである解毒作用も強くなるわけです」(三沢穣著「秘薬『うこん』のすべて)



うこんはその他にも糖尿病、ガン、心筋梗塞、高血圧などの成人病から、婦人病、貧血、関節炎、腰痛、アレルギー疾患、肌荒れの改善に至るまで、その秘められた可能性は、従来の医学や生物学の枠に収まりきれない万能薬として、無限に広がっています。



現在までに動物実験などで科学的に解明されたウコンの効能は

◇胆汁の分泌を促し、肝臓病を予防・改善する作用
◇胃液や唾液の分泌を促し、消化器の負担を軽減する作用
◇腫瘍の発生・悪性化・増殖を抑制する作用
◇心臓の働きを高める作用
◇体内の活性酸素を除去する作用
◇血液中のコレステロールや中性脂肪を減らし、高脂血症や動脈硬化を改善する作用
◇殺菌・抗菌作用
◇免疫機能を高める作用

などがあります。


ウコンの摂取は大体、根茎の部分をすりおろして用いるか、または乾燥させたものをスライスして煎じて飲むという方法があります。最近では、ウコンの成分が損なわれないまま粉末や粒状にする技術も進歩してきました。


ウコンは、生薬ならではの特性をもった素晴らしい薬草であり、総合的な効果を期待できるものです。